不妊治療中の子宮筋腫の治療

不妊治療

子宮筋腫の手術や治療が難しいと感じた最近相談を受けた2つのケースです。

筋腫は患者さんのニーズ、年齢により治療の方向性がさまざまです。

同じような方もきっと多いと思うので記事にしました。

ケース①不妊治療中の子宮筋腫の治療

筋腫の治療をするにはにエストロゲンを下げる、

不妊治療ではエストロゲンをあげる、という、相反するものです。

不妊治療中の高齢の患者さんの場合、手術も薬物療法もバランスが難しい。

ケース②50歳目前の患者様で、筋腫が大きくなって、手術適応の大きさといわれている。生理の出血量が多く貧血を起こしているなどもあり、手術を勧められる。(子供を望まない人の場合子宮全摘)。

もうすぐ閉経になる年齢でもあるが、はたして実際のところ何歳まであるのかはわからない。今、手術すべきか数年後の閉経を待ち温存するか・・・

🤔う〜ん、どちらも、とても難しい判断ですね。もちろんドクターとよく相談しての上で、針で少しはなんとかならないか?とご相談された。

では東洋医学の立場からどう考えるかどう治療するのか説明してみます。

子宮筋腫はストレスと冷えが多い方にできやすいと言われています。

子宮筋腫で見られる症状の1つに「しこり」があります。

この「しこり」を気・血・水長期間停滞することにより形成されたとし、筋腫が形成された原因、誘発した要因を取り除きます。 

気滞の治療方法  *気滞とは主に、精神的ストレスにより気の流れが停滞してしまうことです。 この停滞してしまった状態を瘀血といいます。気の流れをスムーズにし、しこりを散らしていく治療をしていきます。


漢方・・・逍遥散、加味逍遥散、桃紅四物湯など
鍼灸・・・下腹部と仙骨部周囲の子宮の血流を良くするツボを使います。
合谷、内関、期門、太衝、肝兪(自律神経を整え、気の巡りを良くします)

瘀血の治療方法  *瘀血とは気と血は同時に流れるので、気滞を起こすと血滞も起こしやすくしこりができやすくなります。停滞している血のしこりを取り除いていく治療をしていきます。
漢方・・・桂枝茯苓丸、温経湯、当帰芍薬散など
鍼灸・・・下腹部と仙骨に刺激をし、骨盤の中の血流をあげます。冷えが強い方は灸で刺激。
間使、血海、三陰交、膈兪(全身の血流とホルモンバランスを整える)。

痰湿の治療方法  *痰湿とは脾・胃のエネルギー不足により、余分な水分が体内に停滞し、全身の気血の運行が悪くなり、しこりが形成されていきます。普段よりむくみやすい方などにこの傾向が見られます。

水分の代謝を良くするには胃腸の働きを改善しなくてはなりません。水はけの良い体は同時に冷えも改善できます

漢方・・・抑肝散+二陳湯、五苓散、平胃散、牛車腎気丸
鍼灸・・・下腹部と仙骨に刺激をし、骨盤の中の血流をあげます。
陰陵泉、豊隆、足三里、三焦兪、脾兪(消化器の働きを良くし、体を温める)

手術のように即効性はありませんが、これ以上症状が進まないように、うまくいけば少しずつ筋腫が小さくなっていく方もいます。

もう、子供を産まないから、と臓器を簡単にひとつとっていいものか?と単純に思います。

全摘した方にはイレウスになる方もいます。

どうしても手術が嫌な方は、このように鍼灸や漢方で症状を抑えていく方法もありますので、ご相談ください。

もちろん病院と併用できます。むしろそうしなければなりません。

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